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2011/07/19

キャタピラー

第二次世界大戦中。
夫・久蔵が戦地から帰ったと連絡を受けたシゲ子が見たのは、四肢と聴覚を失い、顔面は半分焼けただれた夫の変わり果てた姿だった。
シゲ子は「生ける軍神」として祭り上げられた久蔵の妻として尽くすのだが…

寺島しのぶが賞を受賞していたけど、男優さんもすごいです。この映画。

戦争で手足と聴覚を失い、しゃべることもできない姿で帰ってきた夫。
当初は「軍神」と祭られることに満足感を得ていた。
しかし、自分の思うように行動できない身体に、次第にその名ばかりの栄誉で自分を満たすことができなくなっていく。

一方、シゲ子を待っていたのは、自分で何もできない夫の三大欲求を満たす生活。
赤ん坊のように全てを世話してあげないと生きていけない夫。
戦地に行く前には、子供ができないと自分を殴った久蔵の命は、全て自分の手の内。

台車に夫を乗せて村人達の前に向かう行動は、その胸中が想像できるというか。
「軍神」である夫を健気に支える「妻の鏡」である自分を褒めてもらうことで、満足感を得ようとする。
そうでもないと、延々と続くこの終わりのない介護生活に耐えていけないんだろうなぁ。

ラストは、どっちにとっても楽になる終わりだったのかもしれない。
本当は、あんな終わりで楽になるってことを認めたら駄目なんだろうけど。
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