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2011/05/31

ブラック・スワン

ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するニナは、真面目な努力家で踊りの技術は完璧だった。
新シーズンを迎えるにあたり、新しいプリマを選んで『白鳥の湖』の公演を行うことになる。
オーディションで主役を勝ち取ったニナだが、優美な白鳥は演じられても、官能的な黒鳥は物足りないと言われ…

どこまでが現実で、どこからが妄想なのか、その境界があいまい。

自分の夢を子供に託しすぎて子離れできない母。
そんな母に縛られて親離れできない娘。

純粋な好意で近づいてくるのか、陥れようとしているのか分からないライバル。
憧れ、目標だったけれど、その立場を奪うことになった元プリマ。

周囲の誰もが敵か味方か分からない。
どうすれば演出家の望むように踊れるのか分からない。

精神的に追い詰められていく様子は、下手なホラーより怖いです。
逆剥けめくりすぎた時、深爪どころか身までいっちゃった時、ドアに手を挟んだ時。
リアルに痛みが分かる怪我を、これでもかと見せられ「イーヤー」ってなります。

ライバルであるリリーを刺したのは、ずっと言われていた自分の殻を破る、感情の解放の表れだと思ってました。
スポーツモノにありがちな爽やかさの欠片もなかったけど。

技術面でも芸術面でも両方の鳥を表現できるようになり、母も客席で見てくれて、舞台は大成功。
それなのに、何が現実なのかはっきりしないこの衝撃。

飛び降りた時に怪我したのか。
本当に自分の腹を刺したのか。
それとも、妄想が身体に現れた?

最後まで精神的に不安定で心休まるところのない映画です。
エンディングはちょっと呆然。
でも、それだけ集中して引き込まれたということで。

そういえば、「白鳥の湖」ってハッピーエンドだと思ってたんだけど、悲劇で終わるバージョンもあったのか。
この映画を見てバレエに心惹かれるって、正常かどうか微妙だけど、普通に美しい舞台を見てみたいなぁという気はする。
(裏にあるドロドロしたものは考えずにね)
映画(劇場) | Comments(0) | Trackback(0)
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