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2011/02/09

ジーン・ワルツ

帝華大学医学部産婦人科学教室の女医・曾根崎理恵は、人工授精のスペシャリスト。
大学で講師として授業を受け持ちつつ、廃院寸前の産婦人科医院・マリアクリニックに勤務していた。
マリアクリニックと関わることをよく思わない大学側をしりめに、最後の妊婦4人の診察を続けるが…

原作既読です。
が、この映画は原作読まないまま見た方が良かったなぁ。

現在産科から撤退する病院が多くなっている。
なぜそんなことが起こったのか、現状を変えるために主人公たちが何をしようとしているのか。
原作ではその辺りの理由が詳しく描かれています。
海堂さんの作品は、エンターテイメントでありつつ、現在の医療問題の啓蒙みたいな本が多いからな。
ニュースとかで詳しく解説されてたりするから、ちゃんと分かっている人も多いんだろうけど、私には勉強になりました。

健康に産んでもらったおかげで、健康で丈夫な人が出産で亡くなることもあるって意識はあまりない。
不妊、流産、障害、出産時の異常。(映画では流産は描かれてなかったけど)
妊娠~出産という流れが誰でも問題なく進むわけではなく、妊婦の側にも色んな覚悟や知識が必要なんだよね。
赤ちゃんが自然分娩で健康に産まれてくるってほんとに奇跡的なことなんだよな。
子供がいる人にとっては当たり前のことなのかもしれないけど。

映画から受ける印象は原作よりずっとソフトで人情味溢れる感じで、命の誕生を切実に願い喜ぶ姿が見れます。
理恵が行った代理母出産や、その後のマリア病院の行く末が最後に明かされるというミステリ的なストーリー展開は無くなってるけど、だから「これ(命の誕生)より大事なことなんてないでしょ」って言葉が生きてくるのかも。
さすがに嵐やら停電は、そこまでの演出必要か?と思ったけど。

原作を読む前に見たら良かったと思ったのは、そういった問題提起というか知識の面です。
けっこう省かれてるし、ソフトな描写で見やすくなった分物足りなさもあるから。
原作そのままは厚生労働省への批判が強すぎて難しいのかもしれないけど。

命の誕生について考えさせられるなら原作で、命の誕生そのものに感動するなら映画かな。
映画(劇場) | Comments(0) | Trackback(0)
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