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2010/09/15

悪人

佐賀県の紳士服量販店で働く光代は、家と職場の往復だけの単調な毎日。
孤独な彼女は長崎県の漁村で祖父母と暮らし、解体工事現場で働く祐一と出会い系サイトを通じて出会う。
ちょうどその頃、若い女性保険外交員の遺体が発見される…

「告白」の方がまだ映画としてのエンターテイメント性がありました。
重いです。

深津絵里の受賞で注目浴びてますが、彼女だけじゃなく、脇もいい役者さんで固めてる。
祐一の祖母希林さんはもちろんのこと、被害者満島ひかり自身もだし、その両親もいい。
そういえば、チャラい大学生岡田将生は「告白」にも出ているな。
その他も登場シーンや台詞は少なくても、一人ひとりが印象に残る人多かったです。

あまり共感できることのない登場人物やその行動の中で、すごく理解できてしまう気持ちが一つ。

誰かと一緒にいる方が自分は孤独だって分かってしまう時がある。
気付かないために独りでいた方が楽ってこともあるけど、すごく淋しくて誰かと一緒にいたいって思うこともある。
この心情がすごい分かるから、それだけでこの映画に入り込めました。

自分を育ててくれた祖父母の世話はするけど、人を殺しておいて罪悪感を覚えない男。
結果的には手を下していないけど、人をバカにし、山中に置き去りにした男。
ステイタスで男性を選び、下だと思った男を弄び傷つけることに罪悪感すら覚えない女。
慎ましく生きている老人を騙し、囲い込み商売をする男たち。

悪い人なんていっぱいいる。
けど、それに対し、犯罪が起こった時犯人の家族も責められることが多い中、祖母が悪いんじゃないんだからしっかりしろと言ってくれた運転手のような人もいる。

祐一はきっとお前が悪いって言われることがほとんどの人生送ってきたんだろう。
「私が悪いの」って言われて初めて、本当に欲しかったものを手に入れたのかもしれない。
最後には自分が悪者になることで、光代を庇おうとするし。
祐一は必要とされ、大切に思う人ができたことで、自分の罪を知った。
やったことは許されることではないけど、更生する可能性がある分ましなのかもしれない。

逃避行が終わりを迎えた後、光代が事件現場で花束を手向けなかったはなぜなんだろう。
祐一があんな行動に出たのは、彼女が彼を傷つけたせいもあったと思うとできなかったのか。
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