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2009/10/08

ぐるりのこと。

出版社で働く、何事にも几帳面な翔子。
靴の修理店から法廷画家に転職したばかりの自堕落なカナオ。
喧嘩はしながらも幸せに暮らしていた夫婦だったが、子どもを亡くした時から、翔子は心の均衡を失っていく…

ダメ亭主としっかり者の奥さん。
旦那が頼りなくても、自分がちゃんとしていれば良い。
ちょっと決まりごとに縛られて窮屈に見えるけど、上手くいっていた2人。

そんな2人の生活が、子どもを亡くしたことをきっかけに崩れていく。
次第に心を病み、夫にいらだちをぶつける妻。

「ちゃんとしたいのに、ちゃんとできない」
「大好きな人が離れていくのが分かるのに、どうすることもできない」

仕事も家庭も、自分はもっとしっかりしてたはず。
なぜできないか分からない。
ここにいていいのか分からない。
自分の努力じゃどうしようもない苦しみが伝わってくる。

日々荒れていく生活、法廷画家として犯罪者を見続ける仕事、側で見ている夫は逃げ出したくなることもあると思う。
血のつながった家族なら見捨てられなくても、夫婦はしょせん他人らしいし(←友人談)

でも、その場しのぎの優しい言葉でなだめるわけじゃない。
冷たいとすら感じるような態度だけど、本心を伝えようとしてる。
そして隣で、ただ抱きしめてくれる。

自分に自信を失くし、ちゃんとしてない自分を許せない人に、そのままでも大丈夫、ずっと側にいるって信じさせてあげれるって何てすごいことなんだろう。

苦しみを全てはきだした喧嘩の後、妻はうつ病から立ち直り始めます。
それまでの苦しい数年を経て、夫は遊び人から家族を想う人に。
妻は決まりごとだらけの毎日から、人を許す余裕を持ち、緩やかな時間を手に入れます。

今が苦しくても諦めずにいたら、いつか明るい空を見て、お寺でのんびり寝転がる。
そんな時間が持てるのかもしれない。

そんな再生の話。
映画(DVD・ビデオ) | Comments(0) | Trackback(0)
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