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2008/03/27

赤い文化住宅の初子

15歳の初子は、高校を中退した兄と二人暮らし。
同級生の三島君と一緒に東高に行こうと約束をするが、彼女の家には進学するお金がない。
アルバイトの帰り道も考えることは、カネ、カネ、カネ…

幼い頃に父親が失踪し、ついで母を亡くし、兄と2人で暮らす初子。
高校に行きたいけれど、経済状況によって進学を諦めざるを得ない。

高校中退で、自分のことで精一杯の兄。
同年代の人が遊んでいる時に、なぜ自分が我慢して妹の面倒を見なければならないのかと苛立ちを隠さない。
でも、なんだかんだ言うけど、最後には見捨てず一緒に生きていることろがお兄ちゃんです。

彼氏?のような存在がいて、支えにはなっているけど、結婚しよう、子供作ろうって現実を見ていない。
中学生だから当たり前かもしれないけど。
選り好みしなければ就職先も見つかる、これから大検とかも受けれるし…という他人事な同級生の会話に、どうしても超えられない壁を感じショックを受ける。
けど、見当違いな優しさでも、初子の周りにはない潤いなのかも。

「いつも誰かに助けてもらえると思ってるじゃろ?」と相談にも乗らない、頼ることができない教師。
唯一優しくしてくれたのは、怪しい宗教の勧誘。
突然現れた父親は、ホームレスになっていた上、焼身自殺。

「ぼくんち」を読んだ時と同じような衝撃の生活だけど、不思議と暗くはなりません。
誰にも頼れず、要領は悪いほう。
それなのにたくましく生きている初子。
本当は赤毛のアンに憧れてるから嫌いなフリをするなんて、夢見たい年頃なのに地に足着いてます。
でも、そんな厳しい環境なのに、おぼこいというか、可愛らしい。

初子と三島君の関係は、広島と大阪に離れても続くと信じるにはあまりにも幼い。
けれど、すごく初々しくて、せめて今だけでも未来を信じて幸せにと願ってしまうラストでした。
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