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2008/03/07

BABEL

モロッコで暮らすある兄弟は、ヤギを襲うジャッカルを撃つために父から銃を預かった。
彼らが腕を競い合い発砲した銃弾が、ツアーバスに乗っていたアメリカ人女性の体を撃ち抜く。
女性の夫は家に残した子供たちの面倒をみるよう乳母に電話するが、彼女の息子の結婚式が行われる日で…

モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本と突然移動する場所と時間。
人種も言葉もバラバラな人たちが、1つの銃を軸につながっていきます。

悪気なく犯した罪。
政治に振り回され来ない救援。
言葉や国が異なるから、伝わらない真実。
言葉は同じでも伝わらない気持ち。

私は悪い人間ではない。愚かなことをしただけ。

メキシコ人の乳母・アメリアの言った通り、悪事を働こうとしたわけではないのに、傷ついていく人たち。

母の自殺を目撃し、父とすれ違い、孤独を感じる少女。
嘘でもいいから、一時だけでも誰かに必要とされたいのに、誰も自分を欲してくれない孤独。
彼女の慟哭は迫力でした。

終盤にわかる、アメリカ人夫婦の失った子供。
子供はたくさんいた方がいいと言われた時の微妙な表情の理由。

皆誰かを失うことに怯え、誰かを失うことで傷ついている。

強制送還されたアメリアを迎えた息子。
少女を抱きしめた刑事と、隣に並ぶ父。
撃たれた兄との思い出。
現地の人の助けに感謝と、妻を支える夫の手。

「手を握る」という行為がとても印象的でした。

愚かで、すれ違いの多い人間のたった1つの希望。
確かに光でした。
映画(DVD・ビデオ) | Comments(0) | Trackback(0)
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