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2007/03/15

善き人のためのソナタ

1984年、東西冷戦下の東ドイツ。
国家保安省局員のヴィースラーは、反体制的だという疑いのある劇作家のドライマンを監視し始める。
しかし、盗聴器を通して聞えてきたのは、恋人との愛ある会話や音楽、そして自由だった…

理想的な社会主義の形を信じ、体制を守るために凝り固まった生き方をしていたヴィースラー。
彼は何の疑いもなく、自分のしていることが正しいことだと思っていたんでしょう。

けれど、監視をすることに決めた劇作家の部屋から聞こえてくる、人と関わり、愛情に溢れた言葉。
それによって、自分の誰かと触れ合いと思ったり、処罰を緩めたり。
感情を出さない仕事振りから、だんだん情のある人間に変わっていきます。
劇作家と女優の関係を守るために使った、「ファン」という方便は、本心だったのかも。
彼女自身というより、2人の関係の。

彼らはどうなるのか…と飽きることなく見入ってしまいました。

ベルリンの壁が崩壊し、自由を得た後にドライマンが知った、自分を救ってくれた存在。
ヴィースラーを見つけはしたものの、いざとなるとかける言葉はなく。
その代わり、彼に捧げたきっと当時の事実を書いた本。
その曲を聴いた人には悪いことはできないという、“善き人のためのソナタ”からとったタイトル。
本を見つけた時のヴィースラーの表情は、喜びというか誇りというか、なんとも言えないものでした。

ソナタっていうタイトルだし、盗聴器を通して聴こえた音楽が…とあったので、もっと音楽が関わるのかと思ってました。
けど、予想以上に短い。
でも、最後には成る程と思わせたれたタイトルです。
映画(劇場) | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
>chaguちゃん
遅くなりました。
確かにあの目は印象的だったねぇ。
あとカクカクした行動とか。

劇的な行動とかがある訳じゃないから、良くも悪くも変わる心情っていうのがリアルだったね。
私は、ヴィースラーの眼がとっても印象的でした。
最初は、狂気をはらんだ様な、人形のように寒々としたガラスの青だった眼が
最後にはグレーがかって落ち着いた、温かみのある眼に見えた。

…いや、実際は普通にずっと青い眼だったんだろうけど。
表情がほとんど変わらないだけに、くりっと大きな丸い眼が余計に印象に残ったのかな。
最後の表情はすごく良かったね!

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